大阪府は14日、今月8日と10日にJR東海道新幹線の東京ー新大阪間を移動した40代女性が「はしか」に感染していたと発表した。同じ新幹線を利用した人に対し、高熱や発疹など「はしか」の恐れのある症状が出た場合、受診前にまず医療機関に連絡するよう呼びかけている。
府医療対策課によると、女性は6日に発熱があり、9日に発疹が出て、13日に「はしか」の感染が確認された。この間、8日午前11時56分新大阪発の「のぞみ349号」で東京駅まで移動。東京に滞在し、10日午後6時東京駅発の「のぞみ121号」で新大阪に戻った。ともに指定席だったという。
府内では年始から12日までに「はしか」の患者が46人に達し、既に昨年1年間の3倍以上になっている。